大型風車ばったり 経産省も原因調査へ 青森・東通
青森県東通村岩屋の風力発電施設「岩屋ウインドファーム」で、25基ある発電用風車のうち1基(出力1300キロワット)が倒壊していたことが10日、分かった。
風車はデンマークのシーメンス社製で、鉄塔の高さが68メートル、プロペラ部分(1枚30メートル)を含めると約100メートルある。鋼鉄製の鉄塔(直径3.6メートル)が、深さ4メートルのコンクリート基礎の一部とともに根元から折れ、横倒しになっていた。事業者のユーラスエナジージャパン(東京)が原因を調べている。けが人はなかった。
◎突風ないのになぜ
青森県東通村岩屋の風力発電施設「岩屋ウインドファーム」の発電用風車1基(高さ約100メートル、出力1300キロワット)が倒壊した事故で、事業者のユーラスエナジージャパン(東京)は10日、設計や構造を含めて原因調査を開始した。経済産業省原子力安全・保安院も現場に職員2人を派遣、調査に乗り出した。
同社青森支店によると、8日午後9時55分ごろ、施設周辺で停電が発生し、点検作業に当たった東北電力の担当者が9日未明、倒壊した風車を発見した。
この風車は発電機の不具合のため、数日前から運転を停止中。設計上は風速60メートルに耐えられる構造で、風車が最後に観測した午後9時半ごろの最大風速は25メートルと、想定の半分程度だった。昨年10―12月の定期点検では、異常は見られなかったという。
同支店は「当社として初めてのケースで、原因は特定できない。局地的な突風や設計・施工方法も含め、すべての可能性を調査する」と説明している。
一方、原子力安全・保安院は職員2人を派遣し倒壊状況を確認。むき出しになったボルトや鉄筋を念入りに調べた。関東東北産業保安監督部東北支部の佐藤忠伸・電力安全課長は「見た限りでは、原因は分からない。事業者の報告内容を十分に吟味したい」と話した。
岩屋ウインドファームは東北発電工業(仙台市)と四電エンジニアリング(高松市)の共同企業体が施工し、2001年11月に操業を開始。発電電力は東北電力に売電されている。
倒壊に伴う高圧線の切断で、8日午後10時ごろからの約3時間、周辺の民家5戸が停電した。
風車の倒壊事故としては03年9月、沖縄県宮古島で3基が倒壊した事例があるが、原因は台風直撃に伴う最大瞬間風速74.1メートルの強風によるものだった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070111-00000011-khk-soci&kz=soci
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